初めての出産をフランスでした娘は?

初めての出産をフランスでした娘は?

初めての出産をフランスで

初めての出産はどんなものか、未知の世界なので
ちょっと怖いものです。

でも、中には、この世にはこんなに沢山の子供がいて
みんな普通に子供を産んでいるのだから大したことないと思っている人もいます。

うちの娘は、正にこれでした。

フランスでの出産で無痛分娩なので、日本のように長い間陣痛に苦しむこともないし、大丈夫だろうくらいに思っていたようでした。

陣痛が始まり無痛分娩へ

お腹がヒクヒクと痛んでくるようになったと連絡がありました。
しかし、出産が終わるまでは、私は飛行機のチケットを取ることができません。

生まれたのは、それから3日後でした。
中々、強い陣痛が来ず、病院の中で過ごしていたようです。

そして、いよいよ、陣痛が強くなり、5分間隔を切った頃に
鎮痛剤を投入し、痛みが治まったそうです。

その時の様子を地獄から天国に上ったようと言っています。
日本だともっと強い陣痛になり、そのまま産むんだよというと
想像ができない、無理無理!だそうです。

しかし、痛みが治まっても産みの苦しみはあったようで
痛くはないが陣痛が来るのはわかるので、その陣痛に合わせて
いきまなければならないのが辛かったと言っていました。

初産からなのか、無痛分娩だからなのか
何度も何度もいきんだそうです。
思った以上に大変だった出産って本当に大変なものだと実感したとも。

日本でも無痛分娩を採用するクリニックも増えていますが
初産での無痛分娩を受け入れているところは少ないようですね。
リスクもあると言っていますが、日本での無痛分娩は
欧米のようにあたりまえになる日は来るのでしょうか。

いざフランスへ往復チケット予約へ

娘の旦那さんの育児休暇が終わり、娘が退院する翌日に
到着するように飛行機を予約しました。

一人で海外なんて行ったことないし、英語なんてしゃべれないし、直行便でないと怖いということで直行便のみ探しました。

チケットは片道と往復とこんなに値段が違うのかとびっくり。
行くだけ行って帰りたいときにチケット取って帰ろうかなんて
思ったらとんでもないんですねぇ。

往復チケットの倍くらい片道チケットがするなんてびっくりです。なので、出産から21日過ぎた頃に帰ろうとチケットを探しました。
出産から21日過ぎると「床上げ」と言って起き上がって
普段の生活に少しずつ戻れる体調になったということになります。逆に21日はちゃんと寝て体を休めないといけないことです。

最近では、忙しい方が多いし、核家族で出産後21日間ちゃんと寝てられることが少ないとも聞きます。

若いとなんとかできてしまうのですが、ある程度年齢が進むと
片頭痛などでていまうことがあるので産後は大事にしないといけないと祖母がよく言っていました。

フランスは子供に優しい国

フランスは子供に対してとても親切な国というのが私の印象です。
「子供は国の宝」というのが自然にできている国に感じました。

ベビーカーで子連れの人は最優先です。
列に並ぶことはありません。
当然のように周りも譲るし、お母さんも当然のように先頭に入ってきます。

日本だったら、
「入れてやったよ。」
「入れてもらってすみません。」
という空気が流れるのが普通のような気がします。
そうでないのにびっくりしました。

子供が泣いていても、迷惑がる人はいません。
むしろ、若い人からお年寄りまで、
「何で泣いているんだ?気に入らないことがあるんじゃないか?」とあやしてくれます。

これまた日本で全然違うと感じたところでした。

フランスの出産支援

子供に優しいと感じる国のフランスは
3歳からは日本で言う小学校、義務教育、無償の教育システムになります。
なので、3歳になると「学校へ行く」と言います。
3歳までは子供を預けると支援金が出ます。

出産後は、産後2週間の間に保健婦さんが家に赤ちゃんの様子を見に来てくれます。
2回も。それも無償です。

赤ちゃんの着るもの、ミルクの飲ませ方など
テキストのような冊子を持って丁寧に説明してくれました。

 

さらに驚いたのが2度目の訪問の時は
家族計画について、強く助言をしていったことです。
すぐに次の子供が出来てしまうと、体も子育ても大変だから
ちゃんと、避妊しない、ピルを処方するようにしなさい。
と、そして、その旨を連絡してくれるのです。

フランスの赤ちゃんの布団は

訪問した保健婦さんが言っていた中で布団についてすが

この布団は赤ちゃんに必要なものでこれを使わなければならない。絶対使え、これ以外は使ってはならない。

というほどの赤ちゃんの布団がこれです。

真冬でも本当にこれで大丈夫なの??


と思ってしまうくらいのものですが、
フランスでの赤ちゃんはみんなこれを使っています。

ベビー用品売り場にもいろいろなサイズで売っていました。

先ほどの冊子の中でも説明がありました。

 

国によっていろいろ習慣が違うものですね。

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